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<検診なので経鼻内視鏡でいいですか?>

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検診で行われるスクリーニング検査(大勢の中から病気を見つける検査)ですが、軽く考えられている部分があると思われます(検診なので、という言葉から)。粗大病変(大きなサイズの病変)を見つければ、小さい病変は翌年の検査で見つけてもらえるのでいいと思っている方もいると思われます(毎年必ず忘れずに検査をするのであればいいかもしれませんが)。しかし、つらい検査を受けるのであれば、その時に小さい病変も見つけてもらい、早期で治療した方がいいですよね。現在の経鼻内視鏡(鼻からカメラを入れる)は以前と比較すると非常に性能が良くなり、小さい病変も見つけられるようになりました。しかし、拡大内視鏡(太いカメラ:80倍から100倍程度まで拡大して見ることができる)、経口(口からカメラを入れる)内視鏡で通常使用されるカメラと比較すると当然精度が落ちます。考え方の違いはありますが、実際はどうなのかという知識をもった上で選択していただければと思います。検診、スクリーニング検査だからこそしっかりとした検査をする必要があります。経鼻内視鏡検査を選択していただいて問題ありませんが、じっくりと見てもらって下さい。
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